仕手株投資の極意|特徴・見分け方と上手なつきあい方を解説

仕手株投資の極意|特徴・見分け方と上手なつきあい方を解説

 

仕手株投資に興味を持ち、どうにか自分も参戦できないかと考えている人もいるでしょう。

 

一般的には、仕手株投資は上級者向けであるとか、「相場のあだ花」的な立ち位置であり避けた方が良い、仕手株とわかったら近寄るなとかいわれていますよね。

 

確かにそういった側面もあるんですけど、一度仕手株投資に参戦してみるのも面白いですよ。仕手株の魅力はなんといってもハイリスク・ハイリターンナところです。

 

仕手株の特徴はこれ

 

仕手株の特徴、もう少し正しくいうと仕手株に狙われやすい株式の特徴についてご紹介します。

 

  • 発行株数が少ない(1億株以下)
  •  

  • 浮動株比率が50%以下
  •  

  • 株価が低位(300円以下が一応の目安ですがあまりこだわらなくて問題ありません)
  •  

  • 資本金が小さい(100億円以下)
  •  

  • 信用取引ができる

 

あくまで目安ですが、上記の条件に当てはまっているところが多いほど、仕手株候補になりやすいです。

 

ある程度の資金でコントロールできる株が狙われる

 

仕手株とは、株価がコントロールされている株、つまり相場操縦されているとも言えます。

 

株価をコントロールするにはそれなりの株数を握る必要があるので、たとえばトヨタ自動車やファーストリテイリングなど大型の株は狙われません。

 

大型株の株価をコントロールしようと思ったら、途方もない資金が必要になってしまいますからね。なので、上記で紹介したとおり、発行株数が少なくて浮動株比率が小さい株が狙われやすいんです。

 

※ 浮動株は、比較的簡単に売買される株のことです(創業者一族などが保有している株式は簡単には出回りません)

 

市場で出回っている株式の金額は「発行済株数×株価×浮動株比率」ですから、この金額が小さければ小さいほど、少額の資金でその市場で出回っている株式の支配比率を高めることができます。

 

信用取引ができるのも条件の一つ

 

信用取引ができる銘柄は、売買に厚みが出やすくなります。

 

また、時には売りから入って相場をいったん落ち着かせたり、踏み上げによる株価の上昇を誘うこともあるんですよ。

 

私は基本的に信用取引の対象になっている銘柄を対象とし、それ以外の銘柄はチェックする際に外します。

 

業績が芳しくない株が狙われやすい

 

業績が好調な株であればある程度市場に注目されていますし、株価もそこまで安くは放置されていないことが多いです。

 

一方、業績があんまりよくない株の場合は注目度が低く、仕込むのにちょうど良いんですよね。また、少しの業績改善などで大きなサプライズになることもあるんです。

 

そういった点で、業績が良い株より、芳しくない銘柄の方が狙われやすくなります。ただ、銘柄選定では、この条件はあまり重要視はしません。

 

不審な動きがあれば注目し、打診買いをしたりもします。業績が良いからといって、対象から外すことはしていません。

 

仕手株を見分けるポイント

 

仕手株を見分けるポイントは、下記の通りです。

 

  • 仕手株として狙われる特徴に当てはまっている
  •  

  • 上がる理由がないのに徐々に株価が上がっている
  •  

  • 買われる理由(材料)が無いのに徐々に出来高が増えている
  •  

  • 玉集めの動きが見られる
  •  

  • 振るい落としの動きが見られる

 

仕手株として狙われているような動きをしているかどうかが、仕手株かどうか見分けるポイントです。

 

ただこう言われてもよくわからないでしょうから、次は仕手筋(仕手を仕掛けている集団)の手口について詳しく解説します。

 

仕手株の手口

 

仕手株の大まかな流れは下記の通りです。

 

  1. 仕手株として狙う株の選定
  2.  

  3. 玉集めを開始
  4.  

  5. 株価のつり上げを開始
  6.  

  7. 売り抜ける

 

仕手株として狙う株の選定

 

まずは、どの株を狙うのか、銘柄選定が行われます。

 

どのような流れで狙う銘柄が選定されるのかはわかりませんが、経験則などから選ぶんでしょうね。一般の投資家にはわからない部分ですが、わからなくても問題はありません。

 

最低限、上記で紹介した、仕手株として狙われやすい株の特徴を知っておけば良いでしょう。

 

玉集めを開始

 

狙う株が決まったら、次は玉集めです。玉集めとは、株の買い集めのことで、徐々に買い集めるパターンと一気に買い集めるパターンがあります。

 

株価のつり上げを開始

 

十分保有株数が積み上がったら、次は売り抜けに向けて動き出します。いつまでも安い株価では、利益になりませんからね。

 

仕手筋は自分で売りを出してそれを買う、いわゆる玉転がしをすることで徐々に買い上がり、株価の上昇を演出していきます。

 

またそのほかに、掲示板で買いをあおるような書き込みをしたり、投資顧問業者に情報を流す、といった情報操作を行うこともあるんです。

 

売り抜ける

 

十分株価が上昇したら、仕手筋は売り抜けに入ります。ただ、保有株数は膨大なので、一気に売り抜けるのではなく、小分けにしながら売り抜けるんです。

 

仕手株かどうか事前にわからなくてOK

 

あなたがとんでもない情報通であるとか、大物仕手筋とかなり深いつながりがあるとかでない限り、事前に仕手株の情報を得るのは不可能です。

 

それに、そもそも論ではありますけど、そういった立場だと思いっきり黒ですからね。そうではない一般の投資家は問題ないのでその点は安心して良いでしょう。

 

それで、結局のところ一般の投資家は仕手株かどうかは事前にわからないわけですから、どうしようもないのか?という話になりますよね。

 

結論としては、何ら問題ない、です。ここまで紹介してきた「仕手株の特徴」と「仕手筋の手口」を十分理解し、怪しいと思った銘柄に参戦して経験を積むことで十分対応できます。

 

これまたそもそも論ですが、別に仕手株に投資するのが目的でなく、利益を上げるのが目的ですからね。その一手段として、仕手筋に狙われているとおもしき株式に投資しているに過ぎません。

 

仕手株との上手なつきあい方

 

仕手株投資は確かに危険な側面もありますが、十分その特性を理解し、自制心を持って取り組めば問題ありません。

 

損切り(ロスカット)をしっかりする

 

自分の取ったポジションに固執し、ずっと握っているのはNGです。

 

想定と違った動きをしたのであれば、すばやく損切り(ロスカット)するように心がけて下さい。

 

なお、ロスカットも人によって基準は様々ですが、私の場合は買値から10%下で逆指し値注文を出しています。

 

自分で都度注文を出しても良いのですが、それだとずっと相場を見ていなければいけないですし、心理的に躊躇してさらに傷口を広げる恐れがあります。なので、機械的にロスカットできるよう、逆指し値を使うのがおすすめです。

 

高くなった株は買わない

 

ある程度上がってきた株は買わない方が無難です。儲け損なうのが嫌で、高値圏で飛びついていては、損する可能性が高まってしまいます。

 

仕手筋に狙われていると思えば速めにポジションを取り、なるべく初期の段階で乗るように心がけることが大切です。